• 出雲行脚 0201-0203 その2-3

    2/2(火) その3
    続き。

    岩に上がって崖の写真を取ったり、打ち上がる波の潮粒を浴びたりしつつ進むと「日御碕」と書かれた石碑、休憩所。ここも夏は賑やかなんだろう。
    休憩所手前に設けられている台でしばらく佇み、日本海とうみねこを眺める。不思議と寒さが気にならず、物凄く心地良い。



    15分くらい佇んだ後、展望台。経島(ふみしま)、うみねこ、波。
    ご老人4人組が熱心に経島とうみねこの写真を撮っていらっしゃった。ふと「いつも撮られてるんですか?」と尋ねてみたらば、「いつもじゃないけど、毎年撮ってます。うみねこが飛んでる瞬間と波が高く上がる瞬間を狙ってるけどなかなか難しくてねえ」と。
    絶妙な組み合わせのタイミング、難しいだろうなあ。それにしても防寒ばっちりでテンションも高く撮影に臨んでいらっしゃって、凄く元気でパワーあるなあと思った。何というのかな、シンプルで強いような気がする。
    そんな光景を見ながら、波、風、うみねこ、撮影の様子を港同様にしばし録画した。




    展望台を降り、日御碕を後にする。

    先に呼び止められた店に近づくと売り込み。目ざといなあ。先客がいてちょっと驚く。観光の人だな。
    またウニを勧められたがやんわりスルー。美味しそうだったイカ焼き(一番安い)を注文。更にお土産に焼のりを買う。イカ焼きは普通に美味しかった。
    この時点で12時を少し回ったところ、日御碕滞在1時間半弱。ほら、1時間で回れるわけがない。

    イカ焼きで少し暖まったところで日御碕神社へ参る。ここも夏やら年末年始は賑やかなのかな。
    鮮やかな日沈宮(ひしずみのみや)には天照大御神(アマテラスオオミカミ)、神の宮には神素盞嗚尊(スサノオノミコト)が祀られている。伊勢神宮と対の謂れがあるらしい。お伊勢さんは昼、ここは夜を守るという。「みさきさん」と言うそうな。

    境内と港の間くらいに祠がある。
    それにしてもここの神社が何とも不思議な空気で、妙にくすんでいる、というか。潮風にさらされて、或いは前日までの雨などで鮮やかな色合がくすんでいるのかな?とも思ったし、鮮やかなお社のところどころが痛んでるようにも見えた。ちょっと物悲しい感じを受けた。手入れされてないわけはないと思うけど。

    また、それ以外の複数のお社が実に質素で、中には韓国神社、蛭児社、稲荷社もあった。
    特に石を祀っているお社があり、凄く気になる。緊張感を孕んでるような。



    参拝客の少ない時の神社はいろいろと想像できる。
    一通りじっくりと参ることができた。また来たいと思う。

    (あとで調べたら、井戸に祠を作った?ようなところもあったようで見逃してしまった)

    バスの時間が近づき、停留所に戻る。バスに乗り込む寸前、手前の土産屋のばあちゃんに声をかけられるがスルー。
    乗り込むと運転手が最後部で寝ており、先に乗り込んだ乗客の女性2名と談笑してた。のんびりしている。

    出発。工事の折、一本道になっている簡易信号で待つ際、運転手が海苔巻きを落としたらしく、「鳥の餌ですわ」とか言って出口を開けて放り投げる。なんだこれ。
    工事中の道を通過する際に工事現場のおっちゃんがえらくにこやかに運転手と挨拶してた。顔見知りになりやすいんだろうなあ。
    道の途中で手を挙げたおばあちゃん2人組を拾って進む。タクシーみたい。

    出雲大社着。
    停留所横の大きい土産物センターをさらっと覗いたあと、再度境内を一通り回る。午前中より参拝客が少ない。心地良い。
    やっぱり素鵞社で晴れ間が出る。凄い。



    出雲大社を後にする直前、門の手前の広場のようなところでチベッタンベルを一回だけ振り鳴らした。




    出雲古代歴史博物館にでも行こうかと思って近づいたけど、常設展は何度も見たし特別展も無いし(凄く興味があった「島根の神楽」の展示が5日からで、日程合わず無念)、今回は見送り。
    山々を見てたらそれで満足、むしろ贅沢な気分になりつつ、写真をたくさん撮る。



    出雲大社前駅に戻り、さてどうしようかなと設置されているパンフレットを適当に見ていると、「出雲キルト美術館」というのがあり、綺麗な館内と展示のされ方に惹かれる。
    地図を見ると「駅から15分」とある。閉館時間は17時。この時、時間は15時ちょっと前。最寄の駅におよそ20分で着く。お、余裕で行ける。知らない土地でもあるし、周辺散策も出来て面白いだろう。
    ということで「雲州平田」(うんしゅうひらた)向かうことにした。

    後ろ髪引かれつつ大社前を後にする。


    一畑電車の中では比較的乗り入れが多い「雲州平田駅」に到着。15時15分。


    キルト美術館に書かれた地図の場所が全然見当つかずなので、駅員さんに聞いてみる。すると、

    「ああーこれ、一つ前の旅伏(たぶせ)の方が近いよ。地図あげるわ。この辺り」と指し示してもらえた先が、なかなかの距離。なるほど、間違いなく15分。
    少々寒いけど、歩いてるうちに暖かくなるやろうと思いテクテク歩き出す。


    途中でいかにも郊外な建物やら看板やらに出会いながら進むこと15分、目印となる交差点のコンビニに近づく。道の少し向こうにスーパーがある。駐車場が異様に広い。
    さて、駅員さんに示してもらったところがこの付近になるけど…それらしき建物は見当たらない。
    聞くが早いとコンビニに入り、店員さんに尋ねる。すると、


    店員さん「えっ?これ…どこ?」


    えっ?


    続く。


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