7/25(日)続き
壮大にうずたかく聳える、台湾大学。

敷地も大変広く、新しい建物もあれど、帝国大学。そして先日はコミケ、今日はライヴ。キャンパス内での場所は違えど、二日間連続で来るとは。
雨雲は去ったらしく一安心。ただし湿気は凄い。
良い塩梅。

さて、Beastie Rock Festival。
会場に着くと当然イベントは行われていたが、始まって間もないという。昼の雨で一時中断、再開したのが相当遅かったらしい。この時点で2時間近く押してる。
予想通り、持ち時間を10分縮めてくれとのこと。そもそも台北に到着した時点でも時間短縮の連絡がきてたし。
その割に他のバンドが準備に手間取る割に本番は持ち時間以上やったりして段取りを崩しているのに、と怒ってはいけない。リハ時間を分けて考えていなかったオーガナイザーの不備である。
そもそもリハと本番を分けて考える習慣があまりないらしい(これはpeople’s recordsの足立さんの談)。
タイムテーブルはご覧の通り。

イベントのトリの再見奈央というバンド、ずーっと物販ブースでCD売ったりしてたみたいなのに時間ガンガン押しまくってて不憫に思う。
それにしてもあからじめこういう情報が入っていると、気構えが全然違うし、台湾の空気とか国民性なんかに多少なりとも慣れたのかも知れないな、とも思う。
いろんな経験を踏んでおくものだなあと思う。
というわけで、自分のライヴはセットをガッチリと組み込んでいるので構成変更は大変面倒ではあるけれど、面白くなってきた。
音声出力のチェックしたら即スタートしなきゃだな。幸い、音は良い。
学内の生協のようなところの休憩スペースに荷物を置き、Fan Chiang君にその中へ案内される。
ヤマザキパンが店を出していて驚く。

ランチパックはなかった。
更に奥に行くと、小さい食堂みたいなところ。
ここで台湾のワンタンメンを頂く。旨い。トッピングも旨い。

台湾にイマイチな食べ物はないのか?と思うくらい、食が素晴らしい。
ここに、翌週に出演するらしい、有名なドラマーであり俳優の方が来ているというのでFan Chiang君は挨拶し、麺を振舞っていた。やはり気配りに抜かりなし。
(ちなみにこのフェス、弾薬庫で3日間の開催予定だったのが中止になったので、この日を含めて3週に渡って行われることに変更されてたらしい)
別棟で日本への土産物も買い、Fish LINN君等とも再会し、良い塩梅。
休憩スペースで食事を摂ってたオーガナイザーに物凄く虫がたかってたのが印象的。
さて、自分たちの出番まで長い。
他のバンドを見たり、スピキンレディオを収録したり。
興味深かったのが、出演バンドの音の偏り具合。
イベントの最初の方に管楽器を交えたポップなバンドがいたが、それ以外はほとんどシューゲイザー・ポストロックのバンドばかり。


まさに、シューゲイザー。

スピキンレディオでも話したことだけど、Fan Chiang君に「台湾ではこのようなスタイルのバンドが多いの?」と尋ねたら「その通り」と。今、台湾ではポストロックが台湾インディーズシーンや若い人の間で大変ブームで、Sigur Ros、Radiohead、My Bloody Valentineなどが人気らしい。
その辺りの音が好みな自分としてはテンションが上がる。どれも、スタイルや曲調どころかBPMまで同じような感じなのでずっと続くと食傷気味になるけど、悪くはない。
彼等に日本のCoaltar of the Deepers、Lemon’s chair、kanina、Jesus Feverとか聴かせてみたいなーと凄く思った。きっと腰抜かすぞ。
そう考えたら、クラブを毛嫌いしながらインディーズ的なロックな音にも行かず、独自の吸収力と解釈でヒップホップをやってる拷秋勤って物凄くカウンターな存在だなあと改めて感じた。
長丁場ながら、お客さんや出番を終えたバンドの人達も残って各バンドを見ている。(BUBBLE-B撮影)

拷秋勤の出番の前に出たバンド?が、三国志的な出で立ちで、「台湾にも“おもしろ三国志”が!?」と皆で驚いた。
残念?なことに、やってることは面白おかしい(らしい…言葉はわからないけどお客さんはよく笑ってたので)コントめいたことと、メッセージソング的ロック。(BUBBLE-B撮影)

「放射性廃棄物」と書かれたドラム缶を用意したり、「反核」と書かれた旗を掲げたりしてたので、原発とか核爆弾に対しての強い反対メッセージを送ってたのだろう。

この次に出た女の人もメッセージソングっぽかった。
さて、いよいよ拷秋勤。
自分は去年の「SPEEDKING 09」で競演して以来だったけど、さすがの完成度。

トラックや音のセンス、ライヴパフォーマンス、お客さんとのコールアンドレスポンスも素晴らしい!ホームで見る拷秋勤は一味も二味も違った。(BUBBLE-B撮影)
MCでは僕やBUBBLE-B feat.Enjo-Gのことも紹介してくれて、とてもやりやすい雰囲気を作ってくれた。感謝!
続いて、僕、Asohgi。
音出し確認して、挨拶一発かまして即スタート。時間の都合上、後半の構成をざっくりと改変、インターバルをmonotronとチベッタンベルで即興。
当日のライヴ機材群。MTR、monotron、ベルのみ。

いかつい音のmonotronをいじりまくって橋渡し。持って行って良かった。
こんなライヴセット。
1.gemini waltz
2.particle ballet
3.maiden reverb
4.glosscube
5.月化のワルツ
6.the princess trapezium
7.baroque
8.(monotron impro)
9.soil tower
10.(monotron impro)
11.ginga
歌があるでもないし、メロディが希薄で音色が「あんな具合」なAsohgiの音がどう受け入れられるか不安だったけど、踊ってくれてる人も凝視してる人もいて嬉しかった!
皆さん、これが電子鉄鋼民族楽・インダストロニカ、Asohgiの音です。
最後、「あと5分で終わってくれ」という指示がきたので、更に縮めたりしつつ収まった。
ライヴやってて凄く気持ち良く、久しぶりにベル振り回して機材を離れてぐるぐる動き暴れた。(BUBBLE-B撮影)

喝采浴びて終了。空見上げたらまん丸お月様で嬉しかった。最高。
THANXXXXX!!!
続いて、BUBBLE-B feat.Enjo-G。
機材セッティングで多少トラブったりしたけど何とかスタート。映像もばっちり。「アムロケット」のEnjo-Gさん「ヴィダルサスーン」シャウトで歓声!

数々のフードコアトラックを連続投下。「Enjoy!中華」ではFan Chiang君も加わり「Enjoy!台北」に。「走りのセダン」でもコールアンドレスポンスは盛り上がる!

ラストは長●剛「と●ぼ」アンセムな「サイコメトラー英二」、2番でFan Chiang君が台湾版(10数年前に小虎隊というアイドルグループがカバーして大ヒットしたらしい)を歌うもうろ覚えでグズグズになったりしつつも大盛り上がり。
最後の最後で遠くからピカピカ光る何かがきたなーと思ったら警官バイク登場。オーガナイザーが謝る始末。
「おおーこういうの久しぶりだなー楽しいなー」と個人的には悪ノリ心がうずいた。昔、10数人で路上でパフォーマンスやって警察に注意されたことを思い出したり。
程なくして警官はピカピカ光らせながら去った。
それでも盛り上がりに水が差されることはなく、無事終了。
しかし、何で警察が来たか?というのは、後日談によると、どうやら大学の敷地内の使用許可を取っていなかったとのこと。そりゃあ駄目だわ。ということで翌2週分は中止になったらしい。僕らは外タレ扱いなので日程変更は難しいのでかろうじてこの日のタイムテーブルに組み込んで、ライヴできたという。
あっちゃあー何だかねえー、なオチ。思った以上に何か被ったわけではないので構わないけど。
お疲れ様でしたーーさあ打ち上げだーー、と片付け等始める頃、ライヴを見てくれた人から日本語で声をかけられた。以前日本にも数年滞在していた華僑の方らしい。
自分のライヴを見ていたく気に入って下さったようで、とても嬉しかった。
「いつまで台湾に?」と聞かれて「明日帰国するんです」と答えるとちょっと残念そうにされてたけど、「また台湾来ます」と答えた。
一緒に来てた大きい犬が人懐っこくて可愛かった。頭撫でたら手をいっぱい舐められた。
「またお会いしましょう!」と言ってその場を後にした。
ちょっと移動してオープンな居酒屋で打ち上げ。旨い!(BUBBLE-B撮影)



がっつりと堪能してわきゃわきゃと楽しい時間を過ごした。
で、ここでもFan Chiang君に先を越され、もてなされた…どれだけ抜かりないんだ!良いやつ過ぎる!
満足して解散。
お疲れ様でした!
明日はいよいよ最終日。
台湾行脚 vol.2 ‘10.07.24-07.26
続く。









