というわけで、「Asohgi presents Live Show anecdote」の顛末です。
今は手元にある写真が少ないのですが、後日たくさん頂ける段取りになってますので、後ほどアップしていこうと思ってます。
前日に上洛した紅日毬子嬢(森毬藻)と天野ウヅメ嬢(化粧+撮影)とともに移動。
夜想に入る前に近くの蕎麦屋で腹ごしらえ。
夜想入り。自分の音チェックを早々に済ます。出演陣、次々に到着。
リハが押してしまって焦ったり細々したことで焦るが、とりあえずオープン15分押し、スタート10分押しでまとめ。
用意していた転換BGMのCDをPAの秀さんに預けて回してもらうことに。
Mushroom Now!(サワサキヨシヒロさん)の名曲「Auroral Heat」が鳴り、スタート。
オープンするなりお客さんが続々。正直、物凄くホッとしました。
ライヴスタート。
以下、いつもの「ライヴやてきた/見てきた」みたいな感想です。
・金属短波放送
進さん(短波ラジオ+エフェクト)と大橋さん(メタルパーカッション)。個人的に、今回のイベントで一番多くの人に見て聴いてもらいたかったユニット。照明もかなり落とし、音だけで挑む。今回はシーケンス的ループにはならず、空間を埋めていく音響としてディープな展開。メタルパーカッションと声も溶けたり沈んだり浮かんだり。あの緊張感がとても好き。
実は、自分のイベント名の「Live Show」には、エンターテインメントとしてショウアップされた動きのあるライヴだけでなく、この音の在り方にこそあてはまる、これこそ見て聴くものだという意図があります。
暗くて少し青白い中で浮かぶシルエットと音響は、凡百のアンビエント、ノイズ、インダストリアル、インプロなど足元にも及ばない。
毎回、神経の格闘のようなライヴを繰り広げる二人。自分のイベントでとても良いライヴをしてもらえてとても嬉しいです。
・Nightwish Surfers
夜想チームで構成されてるバンド。今回は飯田君が欠席でサンプル系統の音はなく、完全に生バンド編成(ギター/キーボード/ドラム)でのライヴとなりました。
やはり80年代を深く色濃く通過してきたポジティブパンク~ロックの系譜、足元がとても強い。だから安心して聴けるし、高揚します。マーチンさんのボーカルとギターは聞く度に良いなあと思います。今回もストレートでスマート、格好良いライヴでした。
・顔がない
ブチャラティ君を中心としたユニット。今回はアム/二二/解散レコードの藤宮さんをサポートに迎えた2人編成。GLAYの曲が崩壊するエフェクト~テクノ的リズム、ノイズ、映像、髪切り、4分33秒のカバー。毎回やることが違うけど、今回はこうきたか、と。
いろんな要素詰め込み過ぎてちょっと散漫になってる、というか音の深みに欠ける部分があってそこが突き詰められてればもっと面白かったかもなあと思いつつ、とてもブチャ君らしいライヴだなあと思いました。
自分らの準備があってちゃんと見れなかったのですが、「4分33秒」の時どんなんだったか、見た人はぜひ教えて下さい。
・Asohgi x 森毬藻
うちです。森毬藻とのライヴは6月のURGA以来2度目。最初にやった時が割と面白かったので今回のユニットに至っています。
SEと打楽器系統の仕込を大幅に加えたライヴセット。パーカッション、エフェクトも含めて手数が増えました。毬藻嬢は着物+白塗り+腕へのペイントを施した出で立ちで、ティンシャ、鈴、手鞠を使ったり舞踏を繰り広げました。自分自身としてはあまり動けなかったなーとかエフェクトのタイミングなど細かいミスがありました。毬藻嬢は決して広くないスペースの中、よく舞ってくれたと思います。良い動きしてたと思う。
ライヴ後の反応は様々でした。細かい意見もあり、激賞もあり、実にあれこれ。その全てがありがたいし救われた感じです。
まだまだ発展途上、この形態は続行するし、進化します。
1.the princess trapezium
2.月化のワルツ
3.baroque
4.soil tower
5.bizzard alchemy (edit)
6.ginga (edit)
HIDEさんに「世間の流行とか気にせず流されずにそのまま行って」って言われたの、すげえ嬉しかったなあ。やりたかったこと伝わってるやん。
・ホーリーあー
メンバーチェンジして初のライヴ。今までの曲をほとんど封じてきました。まとまりの粗さが目立ったりしましたが、よくぞ再構築してここまでもってきたなあという感じ。本気でステージでやり合って、どうしようもないところに行きかけてギリギリで踏み留まって、どうにかしてやろうという感じが伝わり過ぎて痛々しかったです。初めて見る人にはしんどかったかも知れないし、或いは面白かったかも知れない。本人らは納得してないだろう、ガチで泣いてたし。でも、個人的にはそのあがきっぷり、というかザマが大好きです。
今回やってきた曲、演奏、チームワークがもっと突き詰められたら良い方向に行くだろうと思いました。
・Alice Sailor & Damage Distortion
アリスセイラーちゃん、ULTRA BIDEのHIDEさんのユニット。今回はドラムにWATCHMANさんを加えての編成。HIDEさんのMCが逐一面白い。そして今回のイベントを楽しんで喜んで下さってたようで、始まる前に本当に緊張してた様子。でも音が鳴り始めてアリスちゃんが登場してくると、空気が変わります。これ、毎回。背中ばきっと開けたりして格好良い。曲と音の濃さと堂々たるパフォーマンス、流石。
アリスちゃんのサックスがちょっと聴き取りにくかった気がするけど、僕が聴いてた場所のせいかなと思ったりもしつつ。 最後のハードコアな曲でキャーーーってなって飛び跳ねたりして何がなんだかもう楽しい。トリに登場してもらえて良かったです。
最後に1曲やった時に僕呼ばれまして、ハードコア風味なボーカルやったんですけど…あまりに恥ずかしかったのでお三方の演奏以外は無かったことにして下さい!
イベント終わりにTANZMUZIK「A Land of Tairin」が鳴り出し、いつかやりたかったこと、ようやく実現。「ああ良かった」と思えました。
結局想定よりも時間が押してしまいましたが、いろんな人に楽しんで喜んでもらえたようで本当に良かったです。やった甲斐があった、というよりも本当に救われた、という感じ。
いろんな人に関わり、絡み、興味を持ってもらい、反応を頂き、どうにかこうにかやりました。
進行面など様々な細かい反省も多かったので次の機会に生かします。
この長丁場のイベントを見届けて下さった皆様、差し入れまで下さった方、出演の皆様、関わって下さった皆様に感謝。何がしかの印象、引っ掛かり、記憶などが生まれていれば、幸いであります。
ちょっとしたきっかけと思い付きで8月あたりから動き出してたイベントでした。自分の最新作「baroque ep」のリリース準備も始めていて、その際に立てた新レーベル「anecdote」をそのままイベント名にも充てたことで一つのまとまりが取れました。別にレーベル旗揚げイベントとかではなく、「こういうものである」という抽象的な感じ。
あんなライヴを展開し、あんなことを企んだ人たちがいます。
あんなに面白い人たちがいます。
気になった方は、どんどん調べて、どんどん見に行き、聴いて下さい。
終わって片付けとか何とかからようやくちょっと落ち着いてきて、カレーリゾットとトマトジュースを頂き、頑張ってくれた娘さんとともに帰路。
皆様、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

