• 出雲行脚 0201-0203 その2-4

    2/2(火) その4
    続き。

    キルト美術館…このあたりじゃないの??

    ヲ「え、雲州平田の駅員さんに、この辺りって教えてもらったんです」
    店員さん「え~~、でもこのあたりにこんなところ見たことないですねぇ…」

    ええっ?

    別の店員さんがやってくる。
    店員さん「なあなあ、ここ知ってる」
    店員さんB「ん?んん?いや、聞いたことないわ。これ、斐川町って書いてるからこの辺りではないなあ」
    店員さん「そうやんなあ…」

    えええっ?
    ひょっとしてデマ吹き込まれた??
    とその時、

    店員さん「あ、なんか思い出した!わたしここの看板見た覚えがあるわ」

    お!

    店員さん「コンビニの手前の道を行くと橋があって、そこを越えてしばらく行くと、右手に歩道橋が見える交差点に出るんです。そこを左に曲がったところにあったと思うんですけど…」

    おおお!

    店員さん「うろ覚えなんで、もし違ったらごめんなさい!」

    ヲ「いえいえ!行くだけ行ってみます、ありがとうございます!」

    というわけで駅員さんにはちょっとしてやられたなと思ったけど面白いし、店員さんが物凄く親切だったので、これで辿り着けなくても全然良いやーと思い、言われた道を進む。

    テクテク進む、ちょい上り坂越える、橋…?とりあえず越える、交差点見つかる…歩道橋は見当たらない。店員さんの思い違いかな?
    左側…それらしき建物は全く見当たらない。地図を見る…最寄の建物もまるでない。違うのかな。
    もうしばらく道なりに進むことに。

    車線が小高い丘?に向けてなっててぐーんと伸びている。うーんどうなんだろう。

    と今ここで美術館に問い合わせすれば良いことに気付く。遅すぎ!

    電話する。

    ヲ「すみません、そちらに向かいたいのですが場所がわからなくて」
    美術館員さん「今どちらにいらっしゃいます?」
    ヲ「雲州平田駅から歩いてきて、国道のコンビニを越えたところです」
    美術館員さん「えー…少々お待ち下さいませ」

    おお?

    電話に別の方。上司さんか。
    美術館員さん「お電話代わりました。どちらにいらっしゃいますか?」
    ヲ「かくかくしかじかで、今上り坂の前付近です」
    美術館員さん「そのまま道なりに進んで頂くと、西代橋(さいだいばし)というのに差し掛かるので、それを越えて頂くと3つ目の信号を左に進んで下さい」

    左。おお。

    ヲ「あー…わかりました。そのまま進んでみます。またわからなくなったらお電話させて頂きます」
    美術館員さん「かしこまりました。ちなみに、何で来られてますか?お車ですか?」

    車かタクシーか何かを想像されたのだろう。

    ヲ「いえ、徒歩です」
    美術館員さん「徒歩ですか!?ああー…かなりの距離がありますが…」
    ヲ「え!そうなんですか…? あの、ちなみに開館時間は何時まででしょうか…?」
    書いてあることを確認する間抜けぶりである。

    美術館員さん「17時までになっておりまして…」
    ヲ「そうですよねぇ…わかりました、行けるだけ行ってみようと思います。もし時間が過ぎるようであれば諦めます」
    美術館員さん「かしこまりました…お気を付けていらして下さい」
    ヲ「どうもありがとうございます」
    大馬鹿野郎炸裂である。
    何だか申し訳ない気分になりつつも行ってみようと思い、坂を上る。

    橋、長っっ!!!向こう側見えない。歩く。
    向こうに川が見えて…河川敷、広っっ!!!川幅、広っっ!!!
    淀川の梅田-十三間の倍くらいあった気がする。大袈裟かも知れないけど、体感としてはそんな按配。ビルとかでかい建物がそれはもう全然なく、人も全然通らないので、より遠く広く感じるのかも。時折車が走るくらい。

    えーらいところに来たなーと思いながら、空を見ると分厚い雲の隙間から光が差している。はー凄いなー…。
    出雲の空の下ということもあり、格別。


    看板には「斐川町」。出雲市を越えた。もうしばらく歩き、橋を渡り終える。
    ここで思い出す「3つ目の信号を左」。………1つ目の信号は?

    更に向こう。

    思わず「ウワーー!!」と声に出た。16時10分。
    自然と早足になる。何ならちょっと走ったりした。5秒くらいでやめて早足に戻る。
    日も暮れてきて、景色はスコーンと広がっていて、凄く良い。古くからの町内が見えたりすると「買い出しとかどうしてるのかなあー」と思ったりする。電車の駅からは随分と遠くなったし、バス停なんてのもないし、最寄りの駅という概念がないんじゃないかという気になる。道の案内に次第に現れる「出雲空港」。
    自分がいかに街の中に住んでいるか、ということを痛感。

    信号1つ越え、更に行き、2つ越え、3つ目が見えてくる。30分くらいは見れるかも知れない。
    3つ目が近づき、景色が広がる。信号、交差点。右手に歩道橋。

    コンビニの店員さんの言ってること合ってたよ!!!ありがとう!!!

    ここを左に曲がる。最寄りの目印(カメラ屋)は…更に向こうの建物が正しいのか?念のために曲がった直後の道なり周辺も確認。行ってみるしかない。
    しばらく歩くと、確かに昔ながらのフジカラーの看板つけたカメラ屋っぽい建物が見えてくるが…。
    とここで交差点に差し掛かる。


    ウワーー!!間に合ったーー!!
    更に少し歩き、到着。駅から徒歩約70分。

    かなりの大豪邸の内装を作り替えて美術館に仕立て上げたと思われる。入館料500円。


    季節によって展示作品をがらりと換えている模様。作品自体は、大きいものが10点弱。キルトの特性のものだと思うけど、綺麗に仕立て上げられてる反面、細かいところで妙に雑に見えるところを感じたりした。もっと離れてみたり、視点を変えたら良いのかも知れないなーと思ったので、好みの範疇ではなかったのだと思う。ただ、順路の奥、日本庭園に近いところの作品は日本画のような綺麗さがあってとても良かった。

    順路を案内して下さった方が「先程お電話下さった方ですか?ようこそおいで下さいました」と言って頂き、少し話など。
    喫茶カウンターといろりでお茶が出来るので、かぼちゃシフォンケーキとアールグレイティーを頂いた。シンプルで美味。ほっこり。


    来た記念にポストカードを買い、閉館時間を少し過ぎたあたりで美術館を後にした。

    さて、来た道を帰る。晴れ間もそこそこの夕景が良い具合。さすがに寒さも下りてきてる。


    良い土地なのでゆっくりぼんやり歩きつつ帰りたいと思ったが、この道、街灯が全然ないので暗くなるまでにさっきのコンビニあたりまで出た方が良いのだろうなと思ったので、歩みを進めることにした。
    美術館近くの神社が気になったけど断念。

    引き返し引き返し、先の西代橋。探りつつの道なりに比べれば早いもの。斐川町から出雲市。ただいま。
    日も暮れた。仕事が終わったからだろう、車が増えている。

    コンビニの交差点に戻り、そのまま奥のスーパーへ向かう。お目当ての出雲特産イゲタ醤油うすくちを買い、更に歩いて帰路、雲州平田駅へ。

    18時半頃、到着。足パンパン。電車が来る時間まで休憩。
    駅のテレビで「ヤン坊マー坊天気予報」が放送されていて大変驚く。

    出雲市駅へ向かおうかとも思ったが、松江に戻ることにした。
    19時過ぎに電車に乗り込み出発。ありがとう出雲さん。

    松江しんじ湖温泉駅着。晩ご飯をどうしようかとさ迷う。
    玉田屋の近くに「ラーメンとおかゆ」と書かれた店を思い出したのでちょっと歩くけどそこに向かうことに。
    途中のそば屋さんが開いてたらそこにしようとしたが既に閉店。近くの洋食屋が開いてたけどスルー。
    しばし歩いて玉田屋を通過し、「ラーメンとおかゆ」の店に着く。しかし開いていない、無念!

    どうしようかなーと引き返しながら考えた結果、松江しんじ湖温泉駅前のラーメン屋に行くことにして結局逆戻り。
    駅前の壱龍ラーメンにて、「鍋焼き味噌ラーメン」なる一品をオーダー。美味。体が暖かくなり、汗が吹き出る。

    ようやく少し落ち着きお腹も満たされたところで宿に戻る。

    大浴場で疲れを取って、一日のあれこれを整理して、もう日付が変わる頃合い。
    筋肉痛もいらっしゃいな具合、さあ寝るかとベッドに入るも寝れない。全然寝付けない。

    結局寝付いたのが4時頃。6時に起きるつもりだというのに。

    続く。


  • 出雲行脚 0201-0203 その2-3

    2/2(火) その3
    続き。

    岩に上がって崖の写真を取ったり、打ち上がる波の潮粒を浴びたりしつつ進むと「日御碕」と書かれた石碑、休憩所。ここも夏は賑やかなんだろう。
    休憩所手前に設けられている台でしばらく佇み、日本海とうみねこを眺める。不思議と寒さが気にならず、物凄く心地良い。



    15分くらい佇んだ後、展望台。経島(ふみしま)、うみねこ、波。
    ご老人4人組が熱心に経島とうみねこの写真を撮っていらっしゃった。ふと「いつも撮られてるんですか?」と尋ねてみたらば、「いつもじゃないけど、毎年撮ってます。うみねこが飛んでる瞬間と波が高く上がる瞬間を狙ってるけどなかなか難しくてねえ」と。
    絶妙な組み合わせのタイミング、難しいだろうなあ。それにしても防寒ばっちりでテンションも高く撮影に臨んでいらっしゃって、凄く元気でパワーあるなあと思った。何というのかな、シンプルで強いような気がする。
    そんな光景を見ながら、波、風、うみねこ、撮影の様子を港同様にしばし録画した。




    展望台を降り、日御碕を後にする。

    先に呼び止められた店に近づくと売り込み。目ざといなあ。先客がいてちょっと驚く。観光の人だな。
    またウニを勧められたがやんわりスルー。美味しそうだったイカ焼き(一番安い)を注文。更にお土産に焼のりを買う。イカ焼きは普通に美味しかった。
    この時点で12時を少し回ったところ、日御碕滞在1時間半弱。ほら、1時間で回れるわけがない。

    イカ焼きで少し暖まったところで日御碕神社へ参る。ここも夏やら年末年始は賑やかなのかな。
    鮮やかな日沈宮(ひしずみのみや)には天照大御神(アマテラスオオミカミ)、神の宮には神素盞嗚尊(スサノオノミコト)が祀られている。伊勢神宮と対の謂れがあるらしい。お伊勢さんは昼、ここは夜を守るという。「みさきさん」と言うそうな。

    境内と港の間くらいに祠がある。
    それにしてもここの神社が何とも不思議な空気で、妙にくすんでいる、というか。潮風にさらされて、或いは前日までの雨などで鮮やかな色合がくすんでいるのかな?とも思ったし、鮮やかなお社のところどころが痛んでるようにも見えた。ちょっと物悲しい感じを受けた。手入れされてないわけはないと思うけど。

    また、それ以外の複数のお社が実に質素で、中には韓国神社、蛭児社、稲荷社もあった。
    特に石を祀っているお社があり、凄く気になる。緊張感を孕んでるような。



    参拝客の少ない時の神社はいろいろと想像できる。
    一通りじっくりと参ることができた。また来たいと思う。

    (あとで調べたら、井戸に祠を作った?ようなところもあったようで見逃してしまった)

    バスの時間が近づき、停留所に戻る。バスに乗り込む寸前、手前の土産屋のばあちゃんに声をかけられるがスルー。
    乗り込むと運転手が最後部で寝ており、先に乗り込んだ乗客の女性2名と談笑してた。のんびりしている。

    出発。工事の折、一本道になっている簡易信号で待つ際、運転手が海苔巻きを落としたらしく、「鳥の餌ですわ」とか言って出口を開けて放り投げる。なんだこれ。
    工事中の道を通過する際に工事現場のおっちゃんがえらくにこやかに運転手と挨拶してた。顔見知りになりやすいんだろうなあ。
    道の途中で手を挙げたおばあちゃん2人組を拾って進む。タクシーみたい。

    出雲大社着。
    停留所横の大きい土産物センターをさらっと覗いたあと、再度境内を一通り回る。午前中より参拝客が少ない。心地良い。
    やっぱり素鵞社で晴れ間が出る。凄い。



    出雲大社を後にする直前、門の手前の広場のようなところでチベッタンベルを一回だけ振り鳴らした。




    出雲古代歴史博物館にでも行こうかと思って近づいたけど、常設展は何度も見たし特別展も無いし(凄く興味があった「島根の神楽」の展示が5日からで、日程合わず無念)、今回は見送り。
    山々を見てたらそれで満足、むしろ贅沢な気分になりつつ、写真をたくさん撮る。



    出雲大社前駅に戻り、さてどうしようかなと設置されているパンフレットを適当に見ていると、「出雲キルト美術館」というのがあり、綺麗な館内と展示のされ方に惹かれる。
    地図を見ると「駅から15分」とある。閉館時間は17時。この時、時間は15時ちょっと前。最寄の駅におよそ20分で着く。お、余裕で行ける。知らない土地でもあるし、周辺散策も出来て面白いだろう。
    ということで「雲州平田」(うんしゅうひらた)向かうことにした。

    後ろ髪引かれつつ大社前を後にする。


    一畑電車の中では比較的乗り入れが多い「雲州平田駅」に到着。15時15分。


    キルト美術館に書かれた地図の場所が全然見当つかずなので、駅員さんに聞いてみる。すると、

    「ああーこれ、一つ前の旅伏(たぶせ)の方が近いよ。地図あげるわ。この辺り」と指し示してもらえた先が、なかなかの距離。なるほど、間違いなく15分。
    少々寒いけど、歩いてるうちに暖かくなるやろうと思いテクテク歩き出す。


    途中でいかにも郊外な建物やら看板やらに出会いながら進むこと15分、目印となる交差点のコンビニに近づく。道の少し向こうにスーパーがある。駐車場が異様に広い。
    さて、駅員さんに示してもらったところがこの付近になるけど…それらしき建物は見当たらない。
    聞くが早いとコンビニに入り、店員さんに尋ねる。すると、


    店員さん「えっ?これ…どこ?」


    えっ?


    続く。


  • 出雲行脚 0201-0203 その2-2

    2/2(火) その2
    続き。

    バスに乗って程なくして日本海が見えてくる。稲佐の浜。誰もいない。夏は賑わってるのだろうなー。
    崖を切り開いて生活道路を作り、舗装を繰り返して今に至ってるのだろうなーと思う道なりをうねうねと進む。
    時折海岸と岩肌が見え、うみねこがわらわらと佇んでいる。

    乗ること25分、日御碕神社前に到着。冬の日本海な感じに満ちている。着くなり土産物屋のお婆ちゃんが声を掛けてくる。軽くスルー。

    地図で記された道なりの裏が実に良い雰囲気なので、そちらを通る。コンクリ舗装されてるものの、まさに漁師町という感じ。目が覚める。


    抜けると港。うみねこがひしめき合い、ミャーミャーミャーミャー鳴きまくり。「なく頃に」とか言うてる場合じゃない。テンション、ガン上がり。
    風も波もざばざぶ。何かに使えるかも知れないと思い、ちょっと録画(後で音声だけ抜き出そうかと思っている)。



    山、というかやはり断崖を切り開いて作ったような道と町内を行く。
    カレイが干してある店に近づくと、またも売り込み。


    往来一本道なだけにこのテンションから逃げにくい。しかもやたらとウニを勧めてくる。高いんちゃうの。
    ちょっと鬱陶しいなあと思いつつも、ちらっと見たイカ焼きが美味しそうだったので「灯台行ってからまた寄りますわー」と返す。

    程なくして日御碕灯台前。うみねこの像をあしらった門のお出迎え。更に少し奥へ向かうと灯台。
    崖が近くて潮風とともに飛沫が上がる。潮の匂い。

    道、手すり、崖、生える木の具合、灯台を囲む砦のような塀。物凄く見覚えがあるなあ…と思ったら、ロボダッチの島キットがまさにこんな感じ。何という連想。

    そしてそびえ立つ、見事な白亜の塔。離れには風見の塔もある。



    一旦灯台の塀の外側へ出て、日本海を仰ぎ見る。細かい有象無象がどうでもよくなり溶けていくような感覚。

    200円払って観覧が出来るので、番をしてるおばちゃんに払う。
    ここで一日番をし続ける仕事というのも凄いなあ、こんな季節だと。と思ったが、先客いらっしゃる模様。
    狭い螺旋の階段(7階立て?の130段)をよいこらと上がる。体重落としておいて良かったなあと思った。

    てっぺんの展望台。外に出ると風がより強く、眼鏡とiPhoneが飛んで行かないように注意を払う。日本海も空も広がり、出雲松島のその向こうも見える。
    普段、街の中で住んでるのでつくづく新鮮。

    よいこらと階段を降り、ありがとうございましたと灯台を出る。
    降りて初めて気付く、太股パンパン。随分と力入ってたみたい。

    灯台の外側へ回り、道なりに下りて行く。太股イタタタ。
    地殻変動やら海の潮やらで削られた岩肌。
    程なくして、出雲松島を眺めることができる場所に出る。


    出雲松島から日本海、水平線。ぐーーーんと向こう。

    道なりに進むと、駐車場が見えてきた。小さい公園を上がったところで高い塔。
    何だろうと近づくと、温泉の掘削機。とても格好良い。


    駐車場と売り込み過多な売店を抜けると、灯台入口の門まで戻る。ぐるりと一周。
    再度、門の向こうへ。今度は灯台とは別の道なりに進む。看板には「鳥見台・休憩所」とある。

    続く。


  • 出雲行脚 0201-0203 その2-1

    2/2(火) その1
    6時少し前に動き出す。

    軽く朝風呂。まだ暗い宍道湖を眺めつつぼんやり。後に朝食へ。
    宿の朝食がバイキングで、めちゃ美味い!というほどでもないのだが、何とも懐かしい感じの味なのでついつい食べてしまう。そもそも一日の行脚を思うと食べておいた方が良いというのもある。しじみごはん良い。
    8時前に宿を出る。やはり京都の方が寒い気がする。


    一畑電車、松江しんじ湖温泉駅。通勤通学の出入りもそこそこ。自分が乗り込んだ際には乗客は実に少なかった。
    既に4度目、スイッチバックも乗り換えも勝手知ったる按配。松江⇒出雲で空気が更に変わる感じも然り。
    地元の人と渡航の人の差は明確。こと、平日だと特に。


    出雲大社前到着。駅前で写真を一枚。
    タクシー運転手が「観光?崎の方まで行きます?」と言ってる。あれ僕に言ってたんかな。もしそうやったらごめんなさいね、ガン無視してしまったわ。
    ちょっと綺麗な舗装されてるエリアがあって驚く。ロータリー的な役割を担っていると思う。


    大社手前100m付近の崩壊しかかってる家は以前から崩壊しかかったまま、取り壊し工事すらされず放置されている。元の持ち主も工事業者も放棄したのかな。とても立派な家の名残、大変惜しい。


    4度目の出雲大社。自然とニコニコしてくるし、ピリリとしてくる。この瞬間が大好き。もう嬉しい。


    天気は低く黒い雲が立ち込めて時折小雨も。
    奥への道なり、人が全然いない。ひょっとして自分だけか?というくらい周囲も静か。寒さもあってなおピリリ。


    拝殿に近づくと人の姿あり。お。
    いざ境内。そこそこの参拝客。ツアーも何組か。おお。
    真冬、平日、午前中にも関わらず…自分もその一人。

    お参りをし、どなたかのご祈祷と神楽も見聞きでき、ほくほく。
    本殿はまさに「平成の大遷宮」(大改修工事)の最中、工事の手が入ってプレハブの中。3年後が大変楽しみ。


    毎回行く度に落ち着き、集中でき、ずっと居たくなる、本殿のちょうど裏手にあたる素鵞社(そがのやしろ)。御祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)。
    こちらも「平成の大遷宮」の手入れの最中ゆえ、参ることが出来ず。残念!しかし遥拝所が出来ており、そちらへお参り。
    ずっと低く黒い雲が立ち込めていたのに、素鵞社にお参りすると晴れ間が見えて何とも嬉しい。
    一度顔を上げてしばらくそのまま立ってるとまた曇ってきて、もう一度お参りしたらばまた晴れ間。何とも嬉しい。それまで雨もパラついたりしてたのに。



    本殿へお参り。手前に御神木の一部が祀られている。閉ざされた門の向こうは工事の最中。
    全てのお社にお参り。


    さて、今回の渡航の目的の一つに入れていた場所へ行こうと思うが、行くためのバス乗り場がよくわからない。警備の人がいたので場所を聞き、乗り場へ。
    着くとあと10分弱でバスが来る。次が一時間後。タイミングよろし。
    事前に切符を購入。ご丁寧に「先に灯台行って、神社回ったらちょうど一時間後くらいのバスが来ますよ」と教えてもらう。ほほう。地図も頂く。

    どんより雲が相変わらず厚く、寒い。


    バスに乗り、日御碕へ。

    続く。


  • 出雲行脚 0201-0203 その1

    2年前の夏ぶり。
    去年くらいから「また出雲に、次は真冬に行きたいなー」と思っており、恐らく最も寒くなる2月にしようと。
    これまで、春・秋・夏と行き、冬に行けば四季を一通り体験することになるなあと。日本海側の寒さを承知の上。

    幸い時間が作れたので1月くらいから準備。
    また、これまではJR(新幹線⇒特急)を使ってたが、今回は高速バス。宿は今まで泊まってたホテル。一番お安い渡航に。

    2/1(月)
    前日までのちょっとしたディープさの余韻残る中、最近ハマっている焼きおにぎり(味噌だけ塗ったもの)を持参し、朝の京都駅。
    やってきたバスが一畑電車(島根の電車・バス・スーパー・不動産など多角経営してる会社)のものでちょっと驚く。てっきりJRが来ると思っていたので。

    乗車率はほどほど。乗り心地は思ったより良し。所要時間は約5時間。JRを使うのとほとんど変わらず。
    出発。ぼんやり寝て起きてしつつ、安富PA付近で焼きおにぎりを頬張ったりしつつ過ごす。途中、随分と雨がきつくなる。

    14時過ぎに松江着。けっこうな雨降り。

    宍道湖。重くて暗い雲がどよーんと広がる。カモチームがわきゃわきゃと泳いでいる。

    寒いが、京都の方が寒いように感じる。

    宿へ向かいチェックイン。
    出雲に向かうには中途な時間になるので、周辺散策。道の裏側とか。

    松江に来る度に行ってる牛タンの美味い「玉田屋」が移転してる情報を事前に仕入れていたので、場所を確認。
    ちょっとした商店街を抜けた先にスナック(キャバクラではない)が広がるプチ歓楽街。場末というほどでもない感じ。「スケルトン」という店の名前に吹く。
    そんな並びに「玉田屋」が移転していた。より広く綺麗になっていて感動。


    旨味牛たん 玉田屋
    http://tamadaya.dweb.jp/

    ここでいつも頂く牛タン定食を今回もオーダー。今回は贅沢に「豊の秋」なる日本酒も頂くことにした。勿論、美味である。


    平日は黒砂糖のゼリーが付いてくる。美味。


    ここのチーフさんに地元の人ではない感じを一発で当てられたり「デザイナーさんか何かですか?」と言われたりする。ほほう…。
    そして親方(店長/料理長)とチーフと雑談になり、移転の経緯、メニューにあしらわれた可愛い絵について(以前かたつむりの絵を描いてもらったことがある。どうやら娘さんらしい)など。
    出雲そばについて尋ねると、松江市内の数軒を教えてもらえた。出雲そばというのは出雲地方全体のそばを言い、出雲現地(=出雲市)に限ったものではないとのこと。
    事実、出雲大社周辺のそば屋のものは「頑張っていないので美味くない」らしい。

    旅の話になって、「自分はツアーとか縛られまくってるの苦手ですわー」ということを言うと、親方曰く「自分もツアーとか好きじゃないけど、行く気がなかったところに無理に行って『意外と良いな、また来たい』と思ったこともあるね」と。
    秋田だか山形だかに行った際に経験されたらしい。ああーなるほど一理あるなあ、と思った。やっぱり自分には向かないんだろうなあと思うも、強行スケジュール切られる中でそういう発見があるのも悪くないかも知れない。

    美味しい食事と良い話を聞けてほくほくし、宿に戻る。
    大浴場で暖まり、部屋で明日の準備をした後、持参していたNintendoDS/ElectroPlanktonとチベッタンベルを使い、iPhoneをレコーダーにしてチープなアンビエントを録音。
    引き摺っていたディープな余韻はより薄れる。

    早めに就寝。
    隣の部屋の人がテレビをつけたまま寝たらしく、テレビの音といびきが聴こえる。ちょっとした工業機械の駆動音みたい。

    寝返りなのか、壁をドンと蹴られた。タイミング良く(?)屁で応戦。低レベルである。

    6時に起きるつもりが4時に目覚める。
    その後しっかりとは寝付けずも、ぼんやりと寝てるのか起きてるのかわからない境目あたりに佇む2時間弱。

    続く。