• 0221 ライヴやってきた [道頓堀芸術祭2010 D.A.F.]




    2010.02.21 Asohgi on Picasa

    2/21(日)
    道頓堀は中座(くいだおれ人形が飾ってあって環境客が写真撮りまくり)のStudio ZAZAにて2日間行われた「道頓堀芸術祭2010 DAF」に出演してきました。前日に大阪入りしていた紅日毬子ちゃん(廻天百眼)と天野ウヅメちゃんと合流。
    少し早めに会場入り、【I】にてEGGリハ中。既に押しそうな予感。音の出力が弱くて不安になる。
    一先ずお昼ご飯に向かい、金龍ラーメンで食べつつ、毬子ちゃんと軽く打ち合わせ。

    戻ってからcanさんとお手伝いの福山さんと、初めましてのご挨拶。セッティング状況確認と映像確認をさせてもらうことに。幾つか見た瞬間に「これはいける」と確信。事前に自分が送っていた映像サンプルが読み込めなかったらしくて申し訳なかったが、なくても問題無し!

    溺れたエビさんのリハ。押し気味。ヒロセさんがバタバタと動いている。一方、他会場をチラッと見に行くと既に出し物が始まっていて、お客さんもボチボチ入ってきている。
    何となく、「スタッフ少な過ぎやしないか?」と思ったり。

    オープン10分前にAsohgiリハ。結局20分ちょっとしか出来ず、その後即オープンという状況。しかし大きい不安は拭えたのでとりあえず良しとする。
    同時間帯、twitterのDAFアカウント上には「Asohgiのリハおしてます!」「ようやくオープンです!」などと書かれる始末。Asohgiだけ押したみたいで大変心外でございました。

    半ば強引にオープン、スタート。

    ・Asohgi×紅日毬子×ヒロセメグミ×VJ can
    告知していた通り、今回は4人編成の1時間セット。
    前半20分はアンビエントミックス。ヒロセさんが夢遊病的にゆらりと動き、対比するように毬子ちゃんが舞う。ヒロセさんがフェードアウトし、中盤10分は毬子ちゃん楽曲による、毬子ちゃんソロパート。聴き取りにくい朗読から歌へ、花がディレイする映像も絡むディープなミックス。この間、ヲノデラは一切舞台に出ず。
    アウトロが逆ループし、「particle ballet」新アレンジとミックスされたところでヲノデラ登場、後半30分でいつものドカスカうるさいセット。久しぶりにソニーのおもちゃパッドを使ってノイズSEに仕立てたり、ここ最近のライヴでは一番暴れたり激しいミックスをしたり。勢い余って右足を負傷したり。

    お客さんに座ってがっつり見てもらう、というような形式になったのでどんな風に見えてたのかなーとは思うけど、後ろの方で踊ってる人もいたりしたのが見えたので嬉しかったです。もっとウワーイと立ってもらう、というか煽れば良かったかなーとか思ったり、出る場所を決めかねていたり、何せバタバタとして雑になってしまったかも知れないなーという反省があります。
    が、個人的には【I】に出演した3組中、一番音が大きかったと思うし、ライヴしてて気持ち良かったです。
    それ以上に、ほぼ全編を占めて動いてくれた毬子ちゃんの静/動のつけ方と後半30分の相当な暴れぶり、ヒロセさんの「対比」にかけた「静」の動き、canさんの想像以上の映像ミックスが相乗効果を産みまくっていたように思います。

    裏で自分登場までスタンバイしてる時にEGGの皆さんに曲とか音とか毬子ちゃんの声とか、あれこれ褒めてもらえたり、ライヴ後にもあれやこれやとお褒め頂き、実に嬉しかったです。ライヴ出来て本当に良かった!
    機会があればこのセットでのライヴをまたやってみたいと思っています。

    見て聴いて体感して頂き、本当にありがとうございました◎

    [phase 1]
    1.after having licked the tower’s blood / blizzard sunrise ★
    2.ground seed / launch the life ★
    3.gemini waltz ★
    4.遷り(うつり)
    5.kanransha ★
    [phase 2]
    6.ゆめうつゝ ☆
    [phase 3]
    7.particle ballet mix2 ★
    8.the princess trapezium
    9.月化のワルツ
    10.soil tower
    11.baroque
    12.blizzard alchemy mix4 ★
    13.gagaku mix2 ★
    ★ 新曲/新ミックス
    ☆ 作詞/作曲/ミックス: 紅日毬子

    ・溺れたエビの検死報告書
    何度も見ていて、今回初めて対バンとなった溺れたエビ。
    プログレッシブ怪獣ファンクは健在!分厚くていかついリズム、うねりまくるアップライトシンセベース、電子音!「蚊」が飛んだり、「ボウフラ」を食べたりしつつ浸水、アンビエントからまたファンク、お客さんを引っ張り上げて取り囲んだり、お馴染みエビせん散布したりのダンスミュージック!
    音のうにょうにょぶりがますますグレードアップしてて楽しかったです。

    ・EGG
    予定よりも更に押し、イベントの終演時間くらいに漸くのスタート。お客さんが行列作って待ってました。
    ライヴペインティングにハードコア/トライバル/トランスを織り交ぜた集団。完全な真っ暗闇(再入場不可)の中でひたすら地を這う音と、全身を使って大きいキャンバスに念を込めまくるペイントのインプロ。
    念を込める様が大変良かったけど、音が小さかった。リハの時から気になったところがそのまま出てしまっていたなあ。思ってたよりも爆音かませる環境だっただけに、音量・音圧・高音域/倍音域の抜けが弱く、勿体無かったなあという印象。ディジュリドゥの高域/低域をもっと突き詰めたらトランス感が数倍違っただろうなあと。
    とはいえ、本編後の演奏でわっきゃわきゃ。パーカッションの近くでぐにゃぐにゃと踊りました。
    本編の最後に子供の声がループ/エディットされてた電子音がすこぶる気持ち悪く、すこぶる格好良かったです。

    裏で出演の皆さんとあれこれお話したり(面白い話いろいろ聞けたー)、どったんばったんしてる間に終わりました。一日が異様に速かったし、交流し損ねた方々も多いなあと思ったり。

    会場の全体的な進行・管理については、僕のラインからでもちょっと目についたりお客さんの声を耳にしたことがあったくらいなので、正直どうだったのかなあという感じ。
    他の出演者さんについては、他の会場を見る暇がまるでなかったので何とも言いようがありませんが、僕が目にした溺れたエビとEGGは上記の通りです。
    このイベントが続くのであれば、より洗練されていけば良いなーと思いました。楽しい思いをさせて頂き、とても嬉しいです。

    お疲れ様でしたありがとうございました!

    イベント後、僕、毬子ちゃん、ウヅメちゃんと四天王ラーメンで打ち上げた後、夕顔楼に行って数時間まったり、2時頃に後にして解散。
    僕は難波から梅田まで歩いた後ちょっとぼんやりして始発で帰宅。

    当日の写真をアップしました。
    2010.02.21 Asohgi on Picasa


  • 出雲行脚 0201-0203 その3

    2/3(水)

    7時に起きた。既に朝食バイキングが開いている時間。
    帰りのバスの都合、8時半くらいにはチェックアウトしないと余裕がなさそうだったので、6時に起きて朝風呂行ってから朝食、と思ってたけど時間なさそうなので断念。
    前日同様にたっぷり頂く。外を見ると雪がちらついている。これから寒さが来るんやなー、自分はちょうど暖かい頃合いに来たんやなあと感じる。

    身支度をして、8時半にチェックアウト。どうもありがとうございました。
    ホテル前の公園で大抵見てたハトチーム、今回は見れないかなーと思ったらいた。カメラ向けたら近づいてきた。あいにく食べ物は持ってないのよー。またね。



    宍道湖の様子。前日、前々日に比べて遠い向こうが見える。低く下りて、すーっと流れて行く気候。カモのソロ活動、向こうへ向こうへ。またね。



    松江駅。晴れ間も見えてくる良い按配。手土産一つ買って、バスに乗り込む。京都へ向かう年配のお客さんが多い。
    9時過ぎに出発。それではまた参ります。


    バスでもあまり眠れず。たまに落ちて気付けば鳥取、気付けば岡山、という感じ。
    鳥取と岡山、それぞれの山間の村の豪雪ぶりや途中の吹雪に目を覚ましたり。帰路の実感沸かず。

    途中の休憩所となる安富PAで小腹を満たすのに買った何でもないクリームパンが妙に美味かった。



    予定より30分ほど早く京都着。JRで帰宅。
    筋肉痛がんがんしつつ、気持ちは晴れやか。

    気候の違いはあれど、出雲の四季を全て体感できた。
    で、次はいつ行こうかなと考えている。出雲大社の大遷宮が完了する3年後までに、あと何回行くのかなあとも。

    例によって、おでこと左腕はほんのりぴりぴり。

    おわり。


  • 出雲行脚 0201-0203 その2-4

    2/2(火) その4
    続き。

    キルト美術館…このあたりじゃないの??

    ヲ「え、雲州平田の駅員さんに、この辺りって教えてもらったんです」
    店員さん「え~~、でもこのあたりにこんなところ見たことないですねぇ…」

    ええっ?

    別の店員さんがやってくる。
    店員さん「なあなあ、ここ知ってる」
    店員さんB「ん?んん?いや、聞いたことないわ。これ、斐川町って書いてるからこの辺りではないなあ」
    店員さん「そうやんなあ…」

    えええっ?
    ひょっとしてデマ吹き込まれた??
    とその時、

    店員さん「あ、なんか思い出した!わたしここの看板見た覚えがあるわ」

    お!

    店員さん「コンビニの手前の道を行くと橋があって、そこを越えてしばらく行くと、右手に歩道橋が見える交差点に出るんです。そこを左に曲がったところにあったと思うんですけど…」

    おおお!

    店員さん「うろ覚えなんで、もし違ったらごめんなさい!」

    ヲ「いえいえ!行くだけ行ってみます、ありがとうございます!」

    というわけで駅員さんにはちょっとしてやられたなと思ったけど面白いし、店員さんが物凄く親切だったので、これで辿り着けなくても全然良いやーと思い、言われた道を進む。

    テクテク進む、ちょい上り坂越える、橋…?とりあえず越える、交差点見つかる…歩道橋は見当たらない。店員さんの思い違いかな?
    左側…それらしき建物は全く見当たらない。地図を見る…最寄の建物もまるでない。違うのかな。
    もうしばらく道なりに進むことに。

    車線が小高い丘?に向けてなっててぐーんと伸びている。うーんどうなんだろう。

    と今ここで美術館に問い合わせすれば良いことに気付く。遅すぎ!

    電話する。

    ヲ「すみません、そちらに向かいたいのですが場所がわからなくて」
    美術館員さん「今どちらにいらっしゃいます?」
    ヲ「雲州平田駅から歩いてきて、国道のコンビニを越えたところです」
    美術館員さん「えー…少々お待ち下さいませ」

    おお?

    電話に別の方。上司さんか。
    美術館員さん「お電話代わりました。どちらにいらっしゃいますか?」
    ヲ「かくかくしかじかで、今上り坂の前付近です」
    美術館員さん「そのまま道なりに進んで頂くと、西代橋(さいだいばし)というのに差し掛かるので、それを越えて頂くと3つ目の信号を左に進んで下さい」

    左。おお。

    ヲ「あー…わかりました。そのまま進んでみます。またわからなくなったらお電話させて頂きます」
    美術館員さん「かしこまりました。ちなみに、何で来られてますか?お車ですか?」

    車かタクシーか何かを想像されたのだろう。

    ヲ「いえ、徒歩です」
    美術館員さん「徒歩ですか!?ああー…かなりの距離がありますが…」
    ヲ「え!そうなんですか…? あの、ちなみに開館時間は何時まででしょうか…?」
    書いてあることを確認する間抜けぶりである。

    美術館員さん「17時までになっておりまして…」
    ヲ「そうですよねぇ…わかりました、行けるだけ行ってみようと思います。もし時間が過ぎるようであれば諦めます」
    美術館員さん「かしこまりました…お気を付けていらして下さい」
    ヲ「どうもありがとうございます」
    大馬鹿野郎炸裂である。
    何だか申し訳ない気分になりつつも行ってみようと思い、坂を上る。

    橋、長っっ!!!向こう側見えない。歩く。
    向こうに川が見えて…河川敷、広っっ!!!川幅、広っっ!!!
    淀川の梅田-十三間の倍くらいあった気がする。大袈裟かも知れないけど、体感としてはそんな按配。ビルとかでかい建物がそれはもう全然なく、人も全然通らないので、より遠く広く感じるのかも。時折車が走るくらい。

    えーらいところに来たなーと思いながら、空を見ると分厚い雲の隙間から光が差している。はー凄いなー…。
    出雲の空の下ということもあり、格別。


    看板には「斐川町」。出雲市を越えた。もうしばらく歩き、橋を渡り終える。
    ここで思い出す「3つ目の信号を左」。………1つ目の信号は?

    更に向こう。

    思わず「ウワーー!!」と声に出た。16時10分。
    自然と早足になる。何ならちょっと走ったりした。5秒くらいでやめて早足に戻る。
    日も暮れてきて、景色はスコーンと広がっていて、凄く良い。古くからの町内が見えたりすると「買い出しとかどうしてるのかなあー」と思ったりする。電車の駅からは随分と遠くなったし、バス停なんてのもないし、最寄りの駅という概念がないんじゃないかという気になる。道の案内に次第に現れる「出雲空港」。
    自分がいかに街の中に住んでいるか、ということを痛感。

    信号1つ越え、更に行き、2つ越え、3つ目が見えてくる。30分くらいは見れるかも知れない。
    3つ目が近づき、景色が広がる。信号、交差点。右手に歩道橋。

    コンビニの店員さんの言ってること合ってたよ!!!ありがとう!!!

    ここを左に曲がる。最寄りの目印(カメラ屋)は…更に向こうの建物が正しいのか?念のために曲がった直後の道なり周辺も確認。行ってみるしかない。
    しばらく歩くと、確かに昔ながらのフジカラーの看板つけたカメラ屋っぽい建物が見えてくるが…。
    とここで交差点に差し掛かる。


    ウワーー!!間に合ったーー!!
    更に少し歩き、到着。駅から徒歩約70分。

    かなりの大豪邸の内装を作り替えて美術館に仕立て上げたと思われる。入館料500円。


    季節によって展示作品をがらりと換えている模様。作品自体は、大きいものが10点弱。キルトの特性のものだと思うけど、綺麗に仕立て上げられてる反面、細かいところで妙に雑に見えるところを感じたりした。もっと離れてみたり、視点を変えたら良いのかも知れないなーと思ったので、好みの範疇ではなかったのだと思う。ただ、順路の奥、日本庭園に近いところの作品は日本画のような綺麗さがあってとても良かった。

    順路を案内して下さった方が「先程お電話下さった方ですか?ようこそおいで下さいました」と言って頂き、少し話など。
    喫茶カウンターといろりでお茶が出来るので、かぼちゃシフォンケーキとアールグレイティーを頂いた。シンプルで美味。ほっこり。


    来た記念にポストカードを買い、閉館時間を少し過ぎたあたりで美術館を後にした。

    さて、来た道を帰る。晴れ間もそこそこの夕景が良い具合。さすがに寒さも下りてきてる。


    良い土地なのでゆっくりぼんやり歩きつつ帰りたいと思ったが、この道、街灯が全然ないので暗くなるまでにさっきのコンビニあたりまで出た方が良いのだろうなと思ったので、歩みを進めることにした。
    美術館近くの神社が気になったけど断念。

    引き返し引き返し、先の西代橋。探りつつの道なりに比べれば早いもの。斐川町から出雲市。ただいま。
    日も暮れた。仕事が終わったからだろう、車が増えている。

    コンビニの交差点に戻り、そのまま奥のスーパーへ向かう。お目当ての出雲特産イゲタ醤油うすくちを買い、更に歩いて帰路、雲州平田駅へ。

    18時半頃、到着。足パンパン。電車が来る時間まで休憩。
    駅のテレビで「ヤン坊マー坊天気予報」が放送されていて大変驚く。

    出雲市駅へ向かおうかとも思ったが、松江に戻ることにした。
    19時過ぎに電車に乗り込み出発。ありがとう出雲さん。

    松江しんじ湖温泉駅着。晩ご飯をどうしようかとさ迷う。
    玉田屋の近くに「ラーメンとおかゆ」と書かれた店を思い出したのでちょっと歩くけどそこに向かうことに。
    途中のそば屋さんが開いてたらそこにしようとしたが既に閉店。近くの洋食屋が開いてたけどスルー。
    しばし歩いて玉田屋を通過し、「ラーメンとおかゆ」の店に着く。しかし開いていない、無念!

    どうしようかなーと引き返しながら考えた結果、松江しんじ湖温泉駅前のラーメン屋に行くことにして結局逆戻り。
    駅前の壱龍ラーメンにて、「鍋焼き味噌ラーメン」なる一品をオーダー。美味。体が暖かくなり、汗が吹き出る。

    ようやく少し落ち着きお腹も満たされたところで宿に戻る。

    大浴場で疲れを取って、一日のあれこれを整理して、もう日付が変わる頃合い。
    筋肉痛もいらっしゃいな具合、さあ寝るかとベッドに入るも寝れない。全然寝付けない。

    結局寝付いたのが4時頃。6時に起きるつもりだというのに。

    続く。


  • 出雲行脚 0201-0203 その2-3

    2/2(火) その3
    続き。

    岩に上がって崖の写真を取ったり、打ち上がる波の潮粒を浴びたりしつつ進むと「日御碕」と書かれた石碑、休憩所。ここも夏は賑やかなんだろう。
    休憩所手前に設けられている台でしばらく佇み、日本海とうみねこを眺める。不思議と寒さが気にならず、物凄く心地良い。



    15分くらい佇んだ後、展望台。経島(ふみしま)、うみねこ、波。
    ご老人4人組が熱心に経島とうみねこの写真を撮っていらっしゃった。ふと「いつも撮られてるんですか?」と尋ねてみたらば、「いつもじゃないけど、毎年撮ってます。うみねこが飛んでる瞬間と波が高く上がる瞬間を狙ってるけどなかなか難しくてねえ」と。
    絶妙な組み合わせのタイミング、難しいだろうなあ。それにしても防寒ばっちりでテンションも高く撮影に臨んでいらっしゃって、凄く元気でパワーあるなあと思った。何というのかな、シンプルで強いような気がする。
    そんな光景を見ながら、波、風、うみねこ、撮影の様子を港同様にしばし録画した。




    展望台を降り、日御碕を後にする。

    先に呼び止められた店に近づくと売り込み。目ざといなあ。先客がいてちょっと驚く。観光の人だな。
    またウニを勧められたがやんわりスルー。美味しそうだったイカ焼き(一番安い)を注文。更にお土産に焼のりを買う。イカ焼きは普通に美味しかった。
    この時点で12時を少し回ったところ、日御碕滞在1時間半弱。ほら、1時間で回れるわけがない。

    イカ焼きで少し暖まったところで日御碕神社へ参る。ここも夏やら年末年始は賑やかなのかな。
    鮮やかな日沈宮(ひしずみのみや)には天照大御神(アマテラスオオミカミ)、神の宮には神素盞嗚尊(スサノオノミコト)が祀られている。伊勢神宮と対の謂れがあるらしい。お伊勢さんは昼、ここは夜を守るという。「みさきさん」と言うそうな。

    境内と港の間くらいに祠がある。
    それにしてもここの神社が何とも不思議な空気で、妙にくすんでいる、というか。潮風にさらされて、或いは前日までの雨などで鮮やかな色合がくすんでいるのかな?とも思ったし、鮮やかなお社のところどころが痛んでるようにも見えた。ちょっと物悲しい感じを受けた。手入れされてないわけはないと思うけど。

    また、それ以外の複数のお社が実に質素で、中には韓国神社、蛭児社、稲荷社もあった。
    特に石を祀っているお社があり、凄く気になる。緊張感を孕んでるような。



    参拝客の少ない時の神社はいろいろと想像できる。
    一通りじっくりと参ることができた。また来たいと思う。

    (あとで調べたら、井戸に祠を作った?ようなところもあったようで見逃してしまった)

    バスの時間が近づき、停留所に戻る。バスに乗り込む寸前、手前の土産屋のばあちゃんに声をかけられるがスルー。
    乗り込むと運転手が最後部で寝ており、先に乗り込んだ乗客の女性2名と談笑してた。のんびりしている。

    出発。工事の折、一本道になっている簡易信号で待つ際、運転手が海苔巻きを落としたらしく、「鳥の餌ですわ」とか言って出口を開けて放り投げる。なんだこれ。
    工事中の道を通過する際に工事現場のおっちゃんがえらくにこやかに運転手と挨拶してた。顔見知りになりやすいんだろうなあ。
    道の途中で手を挙げたおばあちゃん2人組を拾って進む。タクシーみたい。

    出雲大社着。
    停留所横の大きい土産物センターをさらっと覗いたあと、再度境内を一通り回る。午前中より参拝客が少ない。心地良い。
    やっぱり素鵞社で晴れ間が出る。凄い。



    出雲大社を後にする直前、門の手前の広場のようなところでチベッタンベルを一回だけ振り鳴らした。




    出雲古代歴史博物館にでも行こうかと思って近づいたけど、常設展は何度も見たし特別展も無いし(凄く興味があった「島根の神楽」の展示が5日からで、日程合わず無念)、今回は見送り。
    山々を見てたらそれで満足、むしろ贅沢な気分になりつつ、写真をたくさん撮る。



    出雲大社前駅に戻り、さてどうしようかなと設置されているパンフレットを適当に見ていると、「出雲キルト美術館」というのがあり、綺麗な館内と展示のされ方に惹かれる。
    地図を見ると「駅から15分」とある。閉館時間は17時。この時、時間は15時ちょっと前。最寄の駅におよそ20分で着く。お、余裕で行ける。知らない土地でもあるし、周辺散策も出来て面白いだろう。
    ということで「雲州平田」(うんしゅうひらた)向かうことにした。

    後ろ髪引かれつつ大社前を後にする。


    一畑電車の中では比較的乗り入れが多い「雲州平田駅」に到着。15時15分。


    キルト美術館に書かれた地図の場所が全然見当つかずなので、駅員さんに聞いてみる。すると、

    「ああーこれ、一つ前の旅伏(たぶせ)の方が近いよ。地図あげるわ。この辺り」と指し示してもらえた先が、なかなかの距離。なるほど、間違いなく15分。
    少々寒いけど、歩いてるうちに暖かくなるやろうと思いテクテク歩き出す。


    途中でいかにも郊外な建物やら看板やらに出会いながら進むこと15分、目印となる交差点のコンビニに近づく。道の少し向こうにスーパーがある。駐車場が異様に広い。
    さて、駅員さんに示してもらったところがこの付近になるけど…それらしき建物は見当たらない。
    聞くが早いとコンビニに入り、店員さんに尋ねる。すると、


    店員さん「えっ?これ…どこ?」


    えっ?


    続く。


  • 出雲行脚 0201-0203 その2-2

    2/2(火) その2
    続き。

    バスに乗って程なくして日本海が見えてくる。稲佐の浜。誰もいない。夏は賑わってるのだろうなー。
    崖を切り開いて生活道路を作り、舗装を繰り返して今に至ってるのだろうなーと思う道なりをうねうねと進む。
    時折海岸と岩肌が見え、うみねこがわらわらと佇んでいる。

    乗ること25分、日御碕神社前に到着。冬の日本海な感じに満ちている。着くなり土産物屋のお婆ちゃんが声を掛けてくる。軽くスルー。

    地図で記された道なりの裏が実に良い雰囲気なので、そちらを通る。コンクリ舗装されてるものの、まさに漁師町という感じ。目が覚める。


    抜けると港。うみねこがひしめき合い、ミャーミャーミャーミャー鳴きまくり。「なく頃に」とか言うてる場合じゃない。テンション、ガン上がり。
    風も波もざばざぶ。何かに使えるかも知れないと思い、ちょっと録画(後で音声だけ抜き出そうかと思っている)。



    山、というかやはり断崖を切り開いて作ったような道と町内を行く。
    カレイが干してある店に近づくと、またも売り込み。


    往来一本道なだけにこのテンションから逃げにくい。しかもやたらとウニを勧めてくる。高いんちゃうの。
    ちょっと鬱陶しいなあと思いつつも、ちらっと見たイカ焼きが美味しそうだったので「灯台行ってからまた寄りますわー」と返す。

    程なくして日御碕灯台前。うみねこの像をあしらった門のお出迎え。更に少し奥へ向かうと灯台。
    崖が近くて潮風とともに飛沫が上がる。潮の匂い。

    道、手すり、崖、生える木の具合、灯台を囲む砦のような塀。物凄く見覚えがあるなあ…と思ったら、ロボダッチの島キットがまさにこんな感じ。何という連想。

    そしてそびえ立つ、見事な白亜の塔。離れには風見の塔もある。



    一旦灯台の塀の外側へ出て、日本海を仰ぎ見る。細かい有象無象がどうでもよくなり溶けていくような感覚。

    200円払って観覧が出来るので、番をしてるおばちゃんに払う。
    ここで一日番をし続ける仕事というのも凄いなあ、こんな季節だと。と思ったが、先客いらっしゃる模様。
    狭い螺旋の階段(7階立て?の130段)をよいこらと上がる。体重落としておいて良かったなあと思った。

    てっぺんの展望台。外に出ると風がより強く、眼鏡とiPhoneが飛んで行かないように注意を払う。日本海も空も広がり、出雲松島のその向こうも見える。
    普段、街の中で住んでるのでつくづく新鮮。

    よいこらと階段を降り、ありがとうございましたと灯台を出る。
    降りて初めて気付く、太股パンパン。随分と力入ってたみたい。

    灯台の外側へ回り、道なりに下りて行く。太股イタタタ。
    地殻変動やら海の潮やらで削られた岩肌。
    程なくして、出雲松島を眺めることができる場所に出る。


    出雲松島から日本海、水平線。ぐーーーんと向こう。

    道なりに進むと、駐車場が見えてきた。小さい公園を上がったところで高い塔。
    何だろうと近づくと、温泉の掘削機。とても格好良い。


    駐車場と売り込み過多な売店を抜けると、灯台入口の門まで戻る。ぐるりと一周。
    再度、門の向こうへ。今度は灯台とは別の道なりに進む。看板には「鳥見台・休憩所」とある。

    続く。